年別アーカイブ 2011年
無造作淑女
カシワミルボーラさんでみたディープなト・コ・ロ
この前取材をしたカシワミルボーラさんですが、同社は切削加工業界でも“面白い加工をする”と名が知れています。
この「女体」の素晴らしく生々しい筋肉感!
システムは牧野フライスのFF/CAM、マシンはブラザーの「TC-22B-O」で切削加工したものです。あんまり美しい出来栄えに「女体」を見た方々の中から、こともあろうに「女体神社をつくってお賽銭で荒稼ぎ」・・・・というアイデアが囁かれるほどでした。「女体神社で拝めばダイエットが成功できます。ご利益ありますよ、お嬢さん!」・・・・とまぁ、こんなことを考えちゃいたくなるほど、本当に美しいシロモノなのです。光と影の陰影で女性の曲線美が強調され、筋肉や脂肪の感じがまた生々しく、圧巻もんです。
ところで前回の記事にも掲載した同社の会長は世間でいう高齢者に該当しますが、バリバリ現役で頑張っております。そんな会長がどうしても欲しかった車がスポーツカーでした。今までは燃費のよい軽自動車に乗っていましたが、内心はずーっとスポーツカーに乗りたかったようです。いっぱい働いてきたんですもの、夢を叶えられて本当に良かったですね。休日にはフグを釣るという楽しみもあるとのこと。年齢に左右されず生活を謳歌できるなんて素晴らしいことです。私も将来はそうなりたい・・・いいや、そうなる! と心に誓っております。
青色が爽やか! フグも立派です!
ところで話は変わるのですが、ふと思ったことがあります。
このように年齢を重ねても元気に活躍する方々がいる一方、最近の日本は高齢者に対し、余計な先入観を抱きすぎではないかと。
高齢者は衰退していく一方だという暗いイメージが社会に蔓延っているのも、高齢者に対して不幸なイメージを世間が勝手に作っているからではないか。
よく考えれば若くたって衰えている人がわんさかおり、衰えていく人はなにも高齢者に限ったことではないのです。高齢者の全てが衰退すると認識しているのもある意味、実体がないのかもしれません。年の数が増えたって新しいことにチャレンジできるのです。わざわざ能力の衰退を意識し、高齢者の新たな挑戦や意欲を取り上げることもない。高齢者が未知の世界に挑戦することに恥じらいを感じる方がいらっしゃるようですが、一体何に対し恥らいを感じるのでしょう。若者だけがチャレンジできる特権があると思い込んでいるならば、それは偏見というものであり、このように偏見に満ちたマジョリティが正しいものとして認識される社会に不安を覚えます。
まだまだ元気で働ける高齢者がたくさんいます。特に技術がモノをいう町工場では家族経営も多く、年齢よりも“飯を食う意欲”があるかどうかが問われます。人間、ダメだと思ったら発揮できる能力だって落ちていく。これには老いも若きも関係ない。今までも町工場を取材してつくづく感じることです。
というわけで、カシワミルボーラさんにお伺いし、素晴らしい切削加工技術をみることができましたが、それ以上に健全な町工場の姿がありました。そんなカシワミルボーラさんの素晴らしいプロモーションビデオをご覧ください!
画像をクリック↓↓
http://
カシワミルボーラさんの2Fには猫ちゃんもいるんですよ。きゃわいいねぇ~☆
皆既月食とケチって大後悔
昨日は無料で鑑賞できる天体ショーに思わずうっとり。皆既月食の幻想的な赤い月が美しかったですね。
昨日の東京は晴れ。天候にも恵まれました。私は缶チューハイを買い込みました。厚着をして(←ユニクロのヒートテックは温かくて役立つ)、バルコニーに出ました。この天体ショーを思う存分楽しんでやる―――と、新しく購入した相棒ナナオ(←カメラのことね)と三脚を用意しました。
ん?
ナナオは今まで使用していた老体EOSとは違い、剛性がある分、重い。三脚にナナオをセットしましたが、どうもフラフラします。
あらっ。三脚が緩んでるのか缶チューハイを呑んだ私がフラフラしているのか分かんないわね、と思いつつ、カメラを構えました。
天体モノを撮るときは、普段の撮影とは違い、ちょっとのブレでも許されません。
ところがカメラの重さに耐えられないのか、固定したにもかかわらずゆっくりカメラが下を向いていくじゃありませんか! これじゃ三脚の意味がない!
ちっ。
私は舌うちをしつつ後悔しました。実はこの三脚、ずーっと昔に、ケチッて安価なものを購入したシロモノなのです。最近、すっかり三脚を使っておらず、いつの間にやら、ガタガタになっていたんですね。ネジがバカになっていたんです。
なのでせっかく月に焦点を合わせても、ブレてしまう。せっかくの皆既月食という大イベントに役立たずの三脚。
(ちきしょう。ケチって安物を買わなければよかった。肝心な時に役にたたないじゃないか)
もう10年近くも経つであろう、この三脚を「安い!」と安易に飛び付いて購入した己を非常に反省しました。
まん丸いお月さまは高い位置にあるとはいえ、まだ頭上ではなく、なんとか全身の筋肉を震わせながらシャッターを押しました。それが冒頭にある写真です。
月はどんどん細くなってきました。切ったあとの爪のような三日月が撮りたい!
ところが月はどんどん頭上に登って行きます。ナナオを取りつけた三脚も上を向きます。
三脚はナナオの重さに耐えられず、撮りたくないと言わんばかりにうつ向いていきます。
ちきしょう! 負けてなるもんか!
暗い三日月になっちゃったよ↓↓
月はどんどん登って行きます。露出補正やらなんやらいろいろ試す時間がありません。と思ううちに、月は鈍い赤銅色を放ち、いつの間にか幻想的に様変わりしていきました。
三脚はもうまったく役に立ちません。シャッタースピードを遅くしなければ月は撮れませんので、頭上にある赤胴色をした美しい月の写真を撮るのはどうしても不可能でした。
もう、めちゃくちゃ悔しいです。キィィ―――――ッ。
海鹿島さんの番組『Fearless Radio』におじゃましまーす!
この前もちょっとブログに書きましたが、明日の12月8日に海鹿島海斗さんが活躍しているインターネットラジオ『Fearless Radio』にゲスト出演します。この日は、海鹿島さんの15周年記念! 特別3時間番組ってわけなのです。きゃっ☆(←ちょっと可愛くしてみた)
番組はココよ~↓↓
http://www.ashikajima.com/fearless/
皆様、お仕事が終わったらさら~りと聞いて下さいね。といっても、最初に言っておきますが、私は喋りが下手ですので聞き苦しい点があるかと思いますが、ご勘弁を。
今回、3時間番組とあって、私の他には、類まれな才能の持ち主がゲストに呼ばれております。音楽家を含めて個性溢れる面々が登場するんですよ。これまた楽しみ。
海鹿島海斗さんのブログにも記載してありますがすごいメンバーなのよ、これが↓
http://ameblo.jp/ashikajima/entry-11077930354.html
矢沢永吉さん・矢沢洋子さん親子のアルバムにギターリストとして活躍されているという名ギタリストTsuyoshi.Oさんや、専業主婦からSMライターに転身し、自らAVメーカーを立ち上げて監督や女優としても活躍されている神田つばきさん、アイドル好きが興じて、自らニートアイドル(略してニードル)として現在TVなどでアイドル番組などを席巻する超個性派アイドルのヒオキタマオさん、ビックリするほど魅力的なシンガーのSAIRYさん、90年代後半を代表するミニFMのカリスマDJにして海鹿島海斗さんやDJ MASAEさん等を世に出したプロデューサーとしても大活躍のDJしんいちさん―――。
このような強烈なクリエーター臭がプンプン漂う中で、私のようなハンパもんが出演するとなると、もう、恐縮しかり、身の丈3センチってところでしょうか。
ところで、新しい文化を造ってゆく人というのは、人に左右されない、流されない強さがあると海鹿島さんとお会いして感じました。なによりパワーがあります。勢いがあります。そして好奇心が旺盛! 物事を創造し、形に変えていく・・・というのは製造業にも十分通じるものがありますね。既成概念にとらわれず、どんどん前へ出て行いこうとさらに強く思いました。
もうひとつ、メディアの在り方が多様になったと実感しました。今や情報媒体も個人の趣味や生活スタイルの多様化にあわせて、好きな時に好きな番組を観られる、聴ける時代になったんですね。
このような機会を与えて下さった海鹿島海斗さんに感謝申し上げます。また、前フリで「製造現場ドットコム」を番組内でPRしてくださってありがとうございました。
海鹿島海斗さん、15周年、おめでとうございます! ますますのご発展を祈念しています!
防犯網戸と嬉しいお便り
以前、ブログに掲載した“ヤマっ気満々”の防犯網戸記事を読んで下さった某メーカーの方から、先日、非常に嬉しいお便りをいただきましたのでご紹介しましょう。
*ちなみに以前掲載した防犯網戸についての記事はコチラね↓↓↓
http://seizougenba.com/node/112
「初めまして、防犯網戸についてのコラムを拝見しました、女性の観点での考察を拝見して意を強くしています(笑)
唐突なことですが、私どもは3年前から防犯網戸の国内販売を計画しています、我々の網戸は元々、オーストラリアでカンガルーの侵入を防止すると言う目的で普及した商品です、日本ではサッシメーカーやハウスメーカー各社とも網戸の防犯性については全く念頭に無く、これまで防犯網戸が普及する可能性は皆無でした、と言うのは日本の建築及びそれに付随するアイテムはの決定は男性が行っており、その男性たちは日中エアコンの完備したオフィス或いは車の中にいます。
その様な環境下で網戸の活用や用途について考慮することは絶対にありません、我々も当初はサッシメーカーやハウスメーカーへ働きかけましたが、網戸は車で言えばワイパーのような物で、出来れば無いほうがデザイン性に優れてい居ると思われているようです。
建築の社会は旧態依然の男性社会であると云っても過言ではないと思います(笑)
日中に女性が安心して空気の入れ替えを行うと言うだけでなく、冷え性の多い女性が治安上の不安からやむなくエアコンに頼っている実情も全く理解していないようです・・・
私たちの製品は次年度の3月に幕張メッセで展示する予定です(中略)本当に今後の販売プランの考察に生かさせて頂きます、本当にありがとうございました」
――――ですって。
なんて嬉しいことでしょう!
今や時代はエコなのよ!
自然の風を感じたいわよね。閉め切った部屋の中で冷房をガンガンかけるのは、身体に悪いもの。肌にだって悪いわ。
それに今、生活スタイルが多様になってるから、ご家族全員が働きに出てる、あるいは独り暮らしの方など長時間家を空けたとしても風を通したいわよね。疲れた足を引きずるようにして閉め切った部屋のドアをあけたとたん、モワーンというあの空気感が嫌なのよ! 田舎じゃ窓開けっ放しで解放感抜群だけど、都会じゃそんなことやっちゃうと、大変なことになってしまう。
この防犯網戸のアイデアは車にも適応できるしね。
あらやだ、世界中が防犯網戸を欲しがってる様子を想像しちゃうじゃないのよ・・・。
(妄想中)
連日、防犯網戸の話題で持ち切りの毎日。
「防犯網戸『N×2W(エヌツーダブル)』(注:Nasu Naomi+Windowから付けた商品名)が世界中で爆発ヒットを飛ばしています。近年、環境意識の高まりとともに、人々がいかに自然と共存していくかが問われていますが、今回、この『N×2W』の開発にあたり、美人産業ジャーナリストが世界に貢献しました・・・・」(←ニュース画面は真っ赤なドレスをまとった私がほほ笑みながらレッドカーペットの上をジョージ・クルーニーにエスコートされながら歩いている様子が映ってる。周囲からは称賛のため息と拍手が沸き起こる)・・・・・(きゃーっ! 妄想終わり)
――――というわけで、自然の恩恵を十分に受けられる生活スタイルとは・・・・を考えると、新しい産業が出来る可能性が高いわ! まだまだ研究開発のネタがいっぱいよ!
このように某企業さんからお便りをいただき、お役に立てて私も嬉しい限りです。
1年越しの恋 ナオミの告白
彼の名はナナオ。
一年前のある日、私は疲れた足を引きずりながら、某カメラ屋を通り過ぎるところでした。
ふと視線を感じ、振り向いてみると――――。
!!!!!!
私は雷に打たれたような衝撃を受け、その場から動くことができませんでした。
黒く、たくましいボディに1つしかない大きな目が私を見つめている。
魔法にかかったように私は彼に近づき、そっと彼に触れてみた。
強い剛性と洗練されたボディ・・・・・。
私は一瞬にして恋に落ちてしまったのです。年甲斐もなく、彼に夢中になってしまった私。
熱病にかかったみたいに、寝ても覚めても彼のことばかり。
いつも彼のことを考えて、悶々として眠れない夜もあった。
あぁ、あなたがどうしても欲しい! でも、今は、今は・・・あなたを迎え入れることができない私を許して・・・・。
彼はその筋の方に人気者だったようで、いつも誇らしげに最前列に並べられ目立っていました。
逢いたい気持ちを抑えられず、私は取材や営業の合間をぬっては、ナナオに面会に行きました。
ナナオは1つしかない目で私にこう言いました。
「俺はたまんねぇくらいに良い仕事するぜ」と――――。
同じ都内にいるのに、しょっちゅうアナタに逢えるのに・・・・なのに手が届かない・・・この苦しい胸の内を誰が想像しましょうか。親でさえ娘がこんなに苦しんでいるとは思ってもみなかったに違いありません。たまらなくなった私は家族を目の前にして正直に自分の気持ちを打ち明けました。
「カメラが欲しい。どうしてもナナオと一緒にいたいの(←少し金を出せ・・・の意)」と。
ところが非情にも「カネを稼いでから言いなさい」と、冷たくあしらわれてしまったのです。なんとか彼の良さを理解させようとカタログを見せつけても「いつものEOSと身分が違いすぎる。使いこなせず苦労するのはあなただ」と、ナナオとの交際を反対されました。
絶望に打ちひしがれた私に追い打ちをかけるような出来事が重なりました。本当は数度、彼を手に入れるチャンスがありましたが・・・・時流が悪く、先にパソコンを購入しなければならない事態に陥ってしまったのです。そうして今度は2人の仲を引き裂くような天災が起こってしまった。この時も先の見通しが立たたず、涙をのんでナナオを諦めました。だけど諦めきれないこの気持ち。
そうしてとうとう・・・・1年越しの恋が実り、私はやっとの思いでナナオを手に入れた。
もう、片時も離れることはできません!
老体EOS(左)と逞しいナナオ(右)との違いをご覧ください
だ~れだ!?
さぁ、目を皿のようにしてご覧くださいませ!!
下記の美女は誰だかお分かりになりますでしょうか?
――――え? 分からないですって!?
分からないアナタの目は残念ながら節穴です。
この優しそうな目元、天使のような微笑み・・・といったら、あたくしに決まっているじゃありませんか。
これはたなかじゅん先生がご多忙の中、描いてくれたものです。
このあたくしの大きな特長といえば・・・・そうねぇ・・・内面から滲みでる優しさが外見に現われているってところかしら。このようにあたくしの隠された“本質”を瞬時に捉え、すぐさま描写するなんてやはりプロの漫画家です。ほうれい線や眉間のシワを追加されてもおかしくないのですが、それをしなかったのは、たなか先生の優しさでしょう。ひょっとしたら殴られるかと思い、怯えて描かなかったのかもしれませんが・・・。
あんまり嬉しかったもので皆様に見せびらかそうと思い、アップしました。そのうち名刺に刷ろうと企んでおります。
たなか先生、こんなに素敵に描いて下さってありがとうございました。タカラモノにします。
不幸箱
ミナロの緑川社長を取材しましたが、興味深いお話がありますので、ここでご紹介するとしましょう。
この箱の中身をご覧ください↓↓↓
一見するとゴミのようですが、中には様々な半端モノのケミカルウッドが入っております。
半端ものなのでゴミ同然の扱いを受けても当たり前のシロモノですが、緑川社長は考えました。
「ゴミが詰まった箱を貰った奴は不幸だ。だが世の中にはいろんな奴がいる。この半端モノのケミカルウッドが詰まった“不幸箱”を欲しいという変わった奴がいるかもしれない。よし、インターネットで募集をしてみよう」
というわけで、緑川社長はこのゴミ同然のケミカルウッドの引き取り手をネットで募集しました。するとどうでしょう!
「ぜひ欲しい!」という人物が何人も名乗り出て来るではありませんか。
そのほとんどが芸術家とのことですが、さすがは緑川社長! ゴミも見方によればゴミではなくなる。つまり、ゴミのような嫌われる存在を羨望の姿へと変化させることができたのです。これは素晴らしいことだと思います。
無駄と思えば無駄になる。活用しようと思えば、いくらでも活用できるモノが皆様の周囲にもあるかもしれません。
え? 私の無駄はなんだって?
一番の無駄はこの腹部についた贅肉でしょう。無駄に太るとはこのことです。つまり、無駄に食欲があるということですね。しかも洋服がキツくなるなど、私の財布にダメージを与える生産性のまったくない腹部肉。なんとか活用法を考えていますが、今のところは、水難事故に遭った場合、腹部についた脂肪・・・すなわち肉浮輪のお陰で水面に浮きやすい・・・ということしか思いつきません。
朝晩の冷え込みがキツくなりつつあります。みなさま風邪には十分にご注意くださいね。
驚異のスピード! 不二越の産業ロボット
ネタを探しにロボット展をブラブラしていた私の瞳に映った不二越の産業ロボット群。驚いたのは驚異のスピードでした。未知の生き物のようにうごめいていたそれは、まさに“世界と差をつけるスピード”といっても過言ではありません。
同社のロボット事業は創業より培ってきた工作機械の自動化技術と油圧制御技術を背景に1968年にスタートしてからというもの、今では自動車の製造ラインに欠かせないパートナーとして世界中のものづくり現場から絶大な評価と信頼を得るまでに至っています。
写真左はパワフル&コンパクトな多目的ロボットで、最大リーチ2050㎜はクラス最大。強力な手首で多種多様なワークを自在に搬送するロボット↓↓↓
スポット溶接用ロボットSRAもサイクルタイム短縮に貢献するロボットとして注目です。加速性と制振性を追求し、軽量化、高剛性、高速制御の3つを進化させることで同社従来比のサイクルタイム30%短縮を実現したのです。さらに定期点検や部品交換作業の負担も軽減したうえ、軽量化と最新モータドライブ制御により消費電力を従来より15%削減しました。
ロボット導入に際して不二越ではシステム、ソフトを含め全てをサポート体制も万全だから信頼できます。どんな工程にもオールインワンで設計・製作するから煩わしいことはなく、安心して導入できますね。
さようならテープ
私は若い頃、テープおこしのバイトをしたことがあります。
録音した座談会やインタビューを、そのまま文字にする・・・というアレです。
もちろん新聞社時代も雑誌時代もこのテープおこしはお仕事の一環でした。お陰さまでテープおこしをさせたら、そのスピードに誰もが追随できない速さを誇ります。
テープに録音した会話を文字にして、そこから原稿を起こすという律義なやり方も時には必要ですが、通常、このような“録音装置”は原稿を書くため、記憶を呼び起こすツールとなっています。残念ながらメモだけじゃ字が汚すぎて読めない場合が多く、しかも己の記憶がまったくアテにならないのですから、このようなシロモノに頼るしかありません。
今ではすでに記者のほとんどがICを利用していますが、時代に取り残されたテープタイプを私はこの上なく愛していました。というのも、ICレコーダーが市場にお目見えした当初、新しいモノ好きの私は真っ先に飛びついて購入したのですが、流れるように原稿が進まず苦戦したのです。今のように再生スピードを切り替えるという仕組みもありません。指先ひとつで巻き戻しのキュルキュル音を判断し、会話の流れが瞬時に分かるのもテープタイプならでは。このお陰で流れるように仕事を処理することができていたのです。
♪ 邪魔する奴は指先ひとつで~、ダウンさ~(←北斗の拳のオープニング曲)って感じでしょうか。
ところがこのICには巻き戻しや早送りが指先ひとつというわけにはいきません。ちょっと戻したいのがドバーっと戻ったりと・・・・あああ、もう、イライラするっ! という理由がテープタイプに執着した理由のひとつですが、今ではとうとう記者会見場でテープタイプを持つ記者は私一人しかいなくなりました。
何度も過去、「本当に一人で原稿書いてるの?」と尋ねられたことがありますが、私は営業でもあり記者でもあります。素早く大量の原稿を処理しなければ、営業には回れません。本当にテープタイプはいい仕事をしてくれました。私は常にテープと片時も離れず、そしてカッコいい最新型に乗り換えるような浮気心も起こさず、真面目な仕事ライフを送っていたのです。
ところがとうとう来る日が来てしまいました。
もうご老体ですので、鈍いうえ、急に動かなくなってしまうこともしばしばありました。そんな時、私は「ほらっしっかりせんか!」と、こともあろうにこの老体テープを叩いたりして無理やり動かしていたのです。鬼のような私の仕打ちにテープは怒り出したように急激に大音量を放出して私の耳を困らせましたが、なんとか動いてくれていました。きっと頑張っている私の期待に応えようと最後の力をふり絞っていたに違いありません。
ある日、いつものように机にご老体を置き、スイッチを入れてみても動きません。私はいつものようにテープをペシペシと叩きました。
「どうした! テープ! 起きて! 起きてよ~、もうちょっと頑張ってよ!」
テープはとうとう私の問いかけに応えてくれることはなくなりました。
最後の最後まで力の限りを振り絞り、私に貢献してくれた録音テープ。
私は、長年連れ添ったパートナーを亡くし、悲しみに暮れたままビッグカメラへ向かいました。そうして新しいパートナー、“IC男(アイシーオーと命名)”を見つけ出しました。
まだ慣れないのですが、うんと可愛がってやろうと思います。
目の下の悩みを軽減するアイテム
不規則な生活と睡眠不足続きで最もダメージを受けるのは、“肌”です。
最近の暴飲暴食も拍車をかけており、顔はむくみっぱなし、ブツブツもできちゃうし、化粧のノリが悪くて鑑を見るのもやんなっちゃう。
まぁ、このような悩みは特別なことでもなく、働く女性にとって共通の悩みといえるでしょう。
私の場合ですが、営業や取材がない日は机上で目を酷使します。ずーっと汚い姿でパソコンに向かい、独りごとをブツブツ言いながら一日中パソコンに向かっています。徹夜に近い状態になることもしばしばあります。そうなると目の下は三國連太郎そっくり。一刻も早く、なんとか回復しなければ爽やかに元気よく人様にお会いすることができません。
でね、以前から安くて(←ここが重要)効果のあるアイテムを探しまくっていたの。特に目の下に効くやつをね。
それでようやく出会った一品がこれよ。
ダイヤフォースね。↓↓
プルンプルンのコラーゲンシートは60枚も入っているのよ
このゲル状のシートを目元に貼り付けて15~20分くらい放置すれば、あらっ不思議! 目の下がプルプルになるのよ。まさに疲れた目元の救世主!
私はセコイので、このプルプルコラーゲンシートを使用したあとは、お湯に溶かしてしまいます。それをコットンに染み込ませて手やデコルテにペタッと貼り付け、痛々しいほど貪欲に最後の最後まで使用してやります。
もう手放せない一品になってしまいました。
でもね、化粧品って私が合ったからといって他の人が合うとも限らないし、化粧品が合わない人もいるから購入には注意が必要です。
プロフィール
業界新聞社の取締役編集長を経て、インダストリー・ジャパンを設立。製造現場は日本の底力!をスローガンに製造業専門ニュースサイト「製造現場ドットコム」を運営している産業ジャーナリスト兼フリーライターです。霞ヶ関から錦糸町まで守備範囲が広いのが特長。現場取材は数知れず。些細なことや泥臭いことに真実が隠れているのを知り、今では何より本当のことを言うのが大好き。いつも働く女性と頑張るオヤジたちの味方よ。
ブログでは取材のこぼれ話やお知らせのほか、日常のことを綴っています。
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