最近、宇宙ビジネスが勢いを増していると感じている今日この頃。そりゃ~GPSやら天気予報やら、これらは宇宙なくして発展は難しいものね。
というわけで、知恵と勇気を持つ方達は、大いにこのビジネスにチャレンジしているわけですが、ワタクシが注目しているのは、「STARS-Me2」の開発に携わる細かいこと。
「STARS-Me2」は、静岡大学 能見教授が開発を進めているもので、世界初の宇宙エレベータ実験で、衛星から金属製のケーブルを勢いよく送り出したあと、ケーブル上の昇降機を移動させると同時にカメラで観察をする――との実験であるということを、先日、この開発に大きく関わっているCTU代表(宇宙開発団 創設者)の藤井さんに聞いたのよ。
藤井さんは、金型製作や自動車試作部品の製造など、最先端の切削技術をよ~く知っているので、過酷な状態で使用されるような部品の精度を満たすためのノウハウを持っている強みがあるの。したがって、この実験でも大いに活躍している。
加工中でもそうだけど、びびり振動があると、ワークの面品位や精度が悪くなったりするじゃない? それと同じで、ロケットの打ち上げでも振動があると、ねじが緩んだりしてオシャカになっちゃう危険性を孕んでいるわけね。そんなリスクを回避するためにも、最新の加工技術が必要ってわけ。
今や、われわれはGPSや天気予報、衛星放送などの恩恵を受けながら生活をしているけれど、これらは宇宙空間なくして発展が困難。
そんな時代に、新技術にチャレンジしている人たちって凄いと思わない? 今後の発展が超楽しみよ!
碧南市長に報告したときの様子。左から禰冝田(ねぎた)市長、サイエンスクリエイト 勝間氏、石敏鐵工 石川社長、CTU藤井代表
(写真提供:CTU藤井代表)