安全第一! よ~く見ると恐ろしい画

三菱日立ツールのグローバルソリューションセンター 東部ステーションの安全道場について、先日、製造現場ドットコムの記事にも掲載しました。

この道場には、机上の安全教育のみでは伝えきれない災害の怖さを実際の設備を使用し、危機を体感することで、作業者が危険予知能力を身に付け、労働災害を未然に防ぐ目的がありました。

「この程度なら態々停止しなくても大丈夫。」
「チョコ停の対応作業インターロックが面倒だ! 毎度のことだからオフ(解除)にしておこう。」

この気の緩みが大変な事故に繋がる場合があると、同社は警告しています。

―――さて、これをご覧下さい。

製造現場に馴染みのある方はもう、見慣れていると思いますが・・・・。

隅々までよ~くご覧下さい


(写真提供=Twitterネーム:孫請けさん)

――――――!!!!!

あああっ! 腕が波うってる!

しかも!

身体のパーツが一部、えぐれてたり、ちぎれているじゃないか!

なんとも恐ろしい画ですが、大丈夫。
設備は安全に使用すればこんなことにはなりません。

ちなみに三菱日立ツールの安全道場で教えてもらったことがあります。

ドイツの心理学者であるエビングハウスの実験では、記憶は20分後に42%忘れ、1時間後で56%、9時間後で64%、その後緩やかになり、6日後で76%忘れるとのこと!

ひぃ~~~~!

どんなにハラハラドキドキする刺激ですら、繰り返していれば慣れが生じますから、危険については忘れずにイメージすることが大切だということね。つまり、記憶を定着させるには強烈な印象が必要であり、頭の中に理屈じゃなく、“感覚”で脳みそに刻み込むことが重要なんですね。

したがって、この恐ろしい注意事項の画は実によく出来ていると感心した次第なの。

ところで、写真を提供してくださった孫請けさんは、多くの設備を扱っています。経営者でもある孫請けさんに、安全についてのお考えをお尋ねしたところ、「僕自身、若いとき、自分の力を過信したり、不用意な行動で大けがをしたこともあり、後悔の念しかありません。寝不足がちな自分に説得力もないのですが、まずは健康であることだと思います。そして、リスクマネジメントを徹底すること。とにかく常に危険と隣り合わせと意識しています。」とコメントしてくれました。

なお、孫請けさんは、青信号でも交差点ではブレーキペダルに足を添えているんですって。おかげで無事故無違反、もうすぐ30年とのことです☆