友人の一言が☆

製造現場ドットコムを更新しました。
今回はファナック大特集です。滅多に立ち入ることができない工場で、同社のハイテク自動化ラインを見学することもできました。工場内は、製造現場、というより、まるでSFの世界に足を踏み入れた感覚で、とっても刺激的! 

幼少のころから、働く車や飛行機などの大きなメカものをみると、意味もなくカッコイイ! と思ってしまうわたし。大人になってもコーフンしすぎちゃったのね、ノートに書いた取材メモの字が汚すぎて何を書いているのか解読不能だったわ(笑) お陰で記憶を呼び覚ますのに苦労したわよ。

ところで、以前、経済に詳しい研究職の美人で知的な友人が、わたしに質問をしたことがあったのね。

「なすちゃん、ファナックって知ってるでしょ? どうして黄色なの? 子どもの頃、近くにファナックの建物があったんだけど、疑問に思ってたのよ。そしたらね、お父さんが、部署ごとに色があるらしいぞ、って言ってたの。紫もあるらしいとかないとか。これ、ほんと?」

えええええええええええええええっ!? 
友人の一言に衝撃を受けたわたし。
ファナックって黄色しかないんじゃないの!!!? 

「紫? うそだあ。聞いたことないもん。黄色しかないはずだよ。」(わたし)
「だって子どものころ、お父さんが言っていたのよ。気になるよ。」(友人)

わたしも、様々な人から、「なぜ黄色なのか?」を尋ねられたことがあったけれど、よく分からない――としか言えなかった。「コーポレートカラーだから」といえばそれまでだし。

同業者にも尋ねてみたし、業界の方にも散々聞いてみたけれど、なにが本当なのか分からない。誰1人、「実はいろんな色があった。」とは言っていない。

う~~ん。謎は深まるばかりだ――――。友人の言った部署ごとに色があるとかないとか、どーゆーこと!? まさかわれわれが知らない謎の組織があるとか? ああ想像は膨らむばかり。 

そうだ! この機会に思いきって聞いてみよう! 

こうしたネタは、経営者ご本人に確認をせねばなるまい。憶測をあたかも本当のように書くのはよくない。われわれのような商いは、誰になにを確認したか、というのはとても重要なことなのだ。

ということで、今回、稲葉会長兼CEOに黄色の謎を聞くことができましたが、なるほど!
そういうことだったのか! 

↓取材記事はこちら↓
http://seizougenba.com/node/10196

ファナックが設立されたのは1972年。同社が成長を遂げていく過程とともに、われわれは子ども時代を過ごしてきたのだ。(年がバレるので、これ以上記載することを控える)。

稲葉会長の話によると、ファナックが富士通から分離独立したときに、他にも数社が独立し、当時の富士通社長が各社の社長も兼務していたこともあって、分類しやすいよう各社で色を決めた――という経緯だった。

つまり、友人が「部署ごとに色があるらしいとお父さんがいっていた。」と言っていたのは、おそらくファナックを含め、富士通から分離独立した会社を指していたのだ!(と推測する)。 

友人よ! ありがとう! お陰で謎が解けましたぞ! 

ちなみに紫があったかどうかは、聞きそびれてしまいました(笑)

ファナック販促品の「フィールどん兵衛」(非売品)。黄色だからカレー味!