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無造作淑女

【お知らせ】砥粒加工学会 「熱と光を使用した新しいツルーイング・ドレッシング技術および砥石作用面の観察」 ~申込締切は8月18日(木)~

 砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会(共催:精密工学会・超砥粒研削性能に関する研究専門委員会)が、第104回研究会を開催します。

 今回のテーマは「熱と光を使用した新しいツルーイング・ドレッシング技術および砥石作用面の観察」。

 今回の趣旨は、「高精度・高能率の研削加工を実現するには砥石のツルーイングとドレッシングが極めて重要な要素であり、津根にその技術進歩が必須。近年、新たに研究開発が行われているレーザ光線や放電を用いたツルーイングおよびドレッシング技術が注目されている。そこで本研究会においては、専門家をお招きし、熱と光を使用したツルーイングおよびドレッシング技術およびドレッシング後の砥石作用面の観察に関する研究会を企画した」とのこと。

概要

主  催:公益社団法人砥粒加工学会 次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会
日  時:2022年8月26日(金) 13:00~17:00
開催方式:PiO PARK(対面)およびCisco Webex Meetingによるハイブリッド形式で開催
〒144-0041 東京都大田区羽田空港1丁目1番 4 号 HICity zone K HANEDA×PiO(ハネダピオ) 
電話: 03-5579-7971
https://www.hanedapio.net/piopark/ 
※講演者には開催前の状況により対面あるいはオンラインによる講演を選択。
※オンライン参加の希望者には後日、詳細情報を知らせる。

〈内容〉

13:00~13:05  開会挨拶

13:05~14:00  講演1 レーザクリーニングを利用した研削砥石のドレッシング
富山県立大学 教授 岩井 学 氏

14:00~14:55  講演2 放電ツルーイングシステムの開発について
光洋機械工業(株) 専務取締役 山田裕久 氏

14:55~15:10 <休 憩>

15:10~16:05  講演3 放電加工による焼結ダイヤモンド製極薄砥石のツルーイングおよびドレッシング
大阪産業技術研究所 南 久 氏、渡邊幸司 氏、柳田大祐 氏

16:05~17:00  講演4 ドレッシング条件の違いが砥石表面状態および研削特性に及ぼす影響 
日本大学 助教 内田 元 氏

17:00~17:05  閉会挨拶・事務連絡 

17:20~ 技術交流会(予定)

【参 加 費】 
・次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会員:無料,非会員:15,000円 ※会員は5人まで,非会員は2人まで研究会に参加できる。
・超砥粒ホイール研究専門委員会員及び同伴者2名までは無料、追加者1名に付き15,000円。(※オンライン参加の場合はPC接続数に限りがあるので専門委員会事務局(田附)に問い合わせること)

【技術交流会】会員資格に関わらず2名/社まで参加できる。3人目からは5,000円/人を徴収する。
(注)「会員」とは専門委員会会員を示す。学会員ではない。

【申込締切日】2022年8月18日(木) 
(注)非会員が当日キャンセルをする場合は準備の費用として参加費を請求する。
問合せ/申込先:当専門委員会事務局 田附宙美宛

◆当専門委員会員砥粒加工学会員、非会員⇒次世代固定砥粒加工プロセス専門委員会事務局 田附宙美 
申し込み用紙はこちらから↓
http://spe.mech.saitama-u.ac.jp/mysite5/application2017ver2.pdf
FAX:048-829-7046
E-mail : sf-office@mech.saitama-u.ac.jp

◆超砥粒ホイール研究専門委員会員⇒明治大学理工学部 澤野 宏 宛
TEL: 044-934-7364
E-mail : msawano@meiji.ac.jp
 

【取材こぼれ話】 YASDA神話 経年変化した精度に注目!

YASDAといえば、「憧れのマシン」として名を挙げる方も多くいらっしゃいます。
「長年に亘る精度維持」について、中古のYASDAのマシンを導入したユーザーから「YASDA神話は本物だ!」と、SNSを通して感想をいただきました。

ーーーーーーというわけで、YASDAマシンの経年変化について少々記載したいと思います。

220612b1

このマシンは、22年7カ月も稼働したマシンです。(1993年10月→2016年5月)。総稼働時間は90,700時間にもおよびます。1日平均にすると11時間です。働きもののマシンですね。

さて、このマシンの主要構成部の経年変化をした精度を教えて貰いました。

真直度の変化です

220612b2

X軸垂直方向:0.001→0.001mm
X軸水平方向:0.001→0.001mm
Z軸垂直方向:0.001→0.003mm
Z軸水平方向:0.001→0.001mm

 

220612b3
Y軸のZ軸方向:0.001→0.001mm
Y軸のZ軸方向:0.000→0.001mm

 

パレット正面の平行度の変化

220612b4

0.003→0.008mm

赤丸の中はピカピカです!

220613b5

YASDAファンはこうしたところに高い評価を付けているのだと実感した次第です☆


 

トレンドに合致! 「使ってみたい工具」の声

今年の4月に大阪で開催されたINTERMOLDでは硬くて脆いという双方の矛盾に太刀打ちできる硬脆材用PCD工具「6C×OSG」が展示され、大きな注目を浴びました。

石英ガラスやセラミックなどは加工の難易度も高く、面品位を保つのが難しいとされていますが、電子部品の需要増もあり、現在、この厄介な加工に頭を悩ます声が多い模様です。

以前にもブログに掲載しましたが、硬脆性材を加工する場合、一般的にはワイヤカットや型彫り放電加工、電着工具や軸付砥石を用いた研削加工で行うことが多いようですが、これらのデメリットは加工時間が長めなこと。

時は金なり――――。

加工時間の削減は経済効果に直結するということで、この工具に注目が集まっており、「使ってみたい」の声を聞きました。硬脆材を切削加工で高能率に安定して加工したい皆様にとって、この工具はきっと魅力的なのでしょうね☆

オンラインショップから購入できます↓
https://www.6cxosg.com/

ところで、最近、わたしの周囲もすっかりアフターコロナ化していますが、各企業様におかれましても3年近くのコロナウイルス感染拡大防止対策でWebを利用し、効率化を促進しています。

様々な企業様への取材で感じましたが、世界中が未曾有のコロナ禍で苦しんでいた中で、業務のあり方を見直し、強みにますます磨きをかけていた時間に当てられていた気がします。

今年はギョーカイも本格的に動き出す予感! 


 

ユキワ精工 第7弾もパンチが効いている!

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ユキワ精工のキャッチがツボに入りニヤニヤしています。

このシリーズはもう7弾目を迎えました。

今回もパンチが効いたキャッチ! 7回も続くなんて、正直、スゴイです。

ここまで来たらまだまだ「5Gシリーズ」を続けて欲しいと思います☆

酒巻社長が生み出す8段目の言葉が楽しみ☆(あるかな?)

言葉のひとつひとつに自社製品の思い入れの強さを感じます。

 

【お知らせ】日本ロボット工業会 「JARA創立50周年記念セミナー」を「実装プロセステクノロジー展」で併催!

 日本ロボット工業会(略称:JARA)では、電子部品実装技術の総合展示会としての「実装プロセステクノロジー展(JISSO PROTEC)」を来る6月15日(水)~17日(金)の3日間、東京ビックサイト東館で2年ぶりに開催します!

 この展示会の会期中に、JARAが今年の10月で創立50周年を迎えることを記念して、記念セミナーを開きます。これはコロナ後を見すえ、テクノロジーや社会・経済の方向性について各界の第一人者をお招きして3日間にわたり講演を行うものです。

 また、JISSO PROTECでは、50周年企画として会期中の3日間、ELS(Equipment Link Standards)対応の実装機デモンストレーションを行うとしています。

JARA創立50周年記念セミナー

会 期:2022年6月15日(水)~6月17日(金)
会 場:東京ビッグサイト会議棟 101会議室

〈1日目 6月15日(水) -スマート化-〉

●安川電機が進めるDXとものづくりの変化への対応 ~『YDX(YASKAWA デジタルトランスフォーメーション)』と『i3 – Mechatronics(アイキューブメカトロニクス)』の活動事例~
  ㈱安川電機 小笠原浩 会長兼社長

●企業の垣根を超えた取組 SMTのスマート化を推進する新しいグローバル通信標準
 SEMI Flow Manufacturing(FM) Forum
 
●スマートロジスティクスⓇ ~LogisticsからLOGISTEEDⓇへ~
 日立物流㈱ 長尾 清志 執行役員常務

〈2日目 6月16日(木) -実装技術の最新動向-〉

●2022年度版JEITA実装技術ロードマップの紹介 ~実装設備を中心に~
  (一社)電子情報技術産業協会 実装技術ロードマップ専門委員会
 設備WG 前田 憲 主査
 
●CASE時代に求められる接合材料 ・ 実装技術
 ㈱デンソー 神谷 有弘 氏
●電子部品の最新技術動向
 (一社)電子情報技術産業協会 電子部品部会・部品技術ロードマップ専門委員会
  加藤 喜文 主査、谷本 琢磨 主査

〈3日目 6月17日(金) -SMT業界をとりまく世界の変化―〉

●三菱電機のデジタルマニュファクチュアリング ~技術革新によるサステナブルな社会の実現~
  三菱電機㈱ 楠 和浩 役員技監
●中国の新エネルギー車の将来動向
 上海工程技術大学 湯 進 客員教授

■聴講料:無料。事前の聴講申込制で申込は下記URLから↓
https://www.jissoprotec.jp/seminar50th/

『ELS実機ライン展示』

 JISSO PROTECでは、コロナ禍で2年間開催できなかったことを受け、満を持しての開催となる中、今回は50周年企画として表面実装機、印刷機、検査装置などの異なった複数の電子回路基板製造ライン機器をつなげ、ライン全体での一貫した情報管理が可能となる通信規格ELSによる実機展示を行います。本規格は、SEMIとの協力で欧米や中国などにも活用を広げることで、新たな価値の創出とグローバル展開として、日本発の国際標準を目指すもので会期中の3日間、実機展示を通じたPRを行います。
 

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