年別アーカイブ 2017年

無造作淑女

痛いメアド

わたしもさ、将来のことをきちんと考えるべきだったのよ。

今ではさ、当たり前にPCやスマホや携帯電話が存在しているけれど、わたしの若い頃は、これらがまだまだ普及してなかったのよね。

それでも当時は某出版社に原稿を入稿するときは、すでにデータ入稿をしていたし、案外、時流の最先端をいっていたとは思うんですよ。なんとなく自由が奪われそうだったので、携帯電話は持ちたくなったけれど、これも周囲からのススメで渋々持つようになったわけ。今は、ないと困っちゃうけどね。

思い起こせば若かった。

もともと、自分のことは、あんまり深く考えることをしない己に甘いわたし。
メアドにラブリーとか、ヒメとか、付けまくってしまったの。

笑うがいいわ。
そうよ、そのとおりよ。
己が年を取ることすら想像できなかった未熟者よ。

もう、お分かりだと思うけれど、ラブリーだろうが、ヒメだろうが、甘いストロベリーだろうが、年をとるわけ。

つまり、痛いのよ!! メアドが!!

最近、口頭でメアドを言うのが本当にツラくなってきた。

だってヒメなんだもん。

ああもうごめんよーーーーーーーって感じ。

あっ、でもさ。ものは考えようよね。
わたくしは、猫と一緒で年をとっても可愛いから、まっいいか(●∀●)
(異論は受け付けない。腹回りと神経が比例していくのが中年なのだ)

夏休みの宿題

最近、感動したことがあったので、ご紹介したいと思います。

某町工場のお話し。
町工場の経営者であるH氏。最近、仕事量も増加し、とても多忙のご様子。
世間がお盆休み中、遊び盛りの息子さんと遊びに行くことができませんでした。

夏休みというと、子どもは「夏休みの宿題」があります。
今回ご紹介するのは、この息子さんの「夏休みの宿題」。

お父さんを慕う息子さんの頑張りに涙腺が緩む可能性があるので気をつけて(笑)

タイトルは冒頭の写真にもあるとおり、金属のあれこれ。
私達の周りにある金属を調査――とあります。

調べようと思ったのは、「お父さんの会社が主に鉄製の物を取りあつかっていて、鉄以外の物はどんなとくちょうがあってどんな使い道があるのか知りたかったからです。」

その下には、「お父さんが働く工場に行って金属の削りかすを集めました。それぞれの金属を比較しました。」と可愛らしい字で書いてあります。お父さんが働く工場に行って――のくだりに、父親の仕事を理解しようとする子どもの心情が出ています。(←もうここでウルっときちゃう涙腺の弱いワタクシ)

金属のけずりかす―――コイツにはありとあらゆる情報が詰まっていることは、加工に携わる皆様はご承知のとおり。切子、切粉、切屑、と表現しないところがなんとも愛らしい。



「鉄」、「アルミニウム」、「ステンレス」、「真鍮」、「銅」、「チタン」の特長と使い道が比較されています。

真鍮の“鍮”の字が書けないところがまた可愛い♡


比重を調査しています

図を用いて説明しています。親切に水は1kgと書いてあります。


調査後の感想

金属の種類は豊富で、これらの使い方や使われる場所が様々であること、色も重さも硬さも違うこと、金属の種類は異なるが、身の回りで色々な形やモノに変わり、われわれの生活に役立っているということをしっかり理解した様子が見て取れます。

えらいぞ、よく頑張った! 
息子さんの将来がとても楽しみですね。

さて、話は変わりますが、中小零細規模の町工場の悩みのひとつに「後継者問題」があります。

ところが1番身近な家庭の中の取り組みについて、オープンに議論しているところを見たことがありません。

テレビ番組等でも中小零細規模の町工場における問題点はよく取り上げられます。「後継者問題に悩んでいる」、「なんとかしてほしい」と有識者や行政に訴える場面もよくありがちです。

ところが、これらの課題について解決しなければならない、という共通認識を持ちながら、1番小さな組織体である中小零細町工場の“家族の取り組み”については、ほとんど議論されていません。後継者問題と社会の取り組みについては、あんなに議論されているのにおかしな話です。

今回ご紹介しましたが、仕事の都合で遊びに連れて行ってあげられないお父さんは、自分の経営する工場で息子さんの切屑集めを手伝いました。感心したのは、多忙ながらも、ものをつくることはどういうことか、お父さんの仕事の内容はどんなものか、を、子どもの好奇心を刺激しながら、ものをつくる楽しさと素晴らしさを実感してもらおうと、日頃から実にうまく誘導していること。

なかなかやるなあ~、です☆

しかしながら、親の思い通りにはいかないのが子どもというもの(笑)

実はこの息子さん、小学生ながらも、かなりイケメン。
将来ジャニーズに行きたい! と言い出さないか、おねえさんは若干心配なのです(笑)

(*写真はH氏提供)

おめでとう! DMG森精機

子どもの頃からエキサイトしてみていたTV番組のひとつ「鳥人間コンテスト」(主催=読売テレビ放送)。

今回の放送でもう40回を迎えてるのね。

あらやだ。
もう40回目なんて、わたしも年をとるはずよね、と思いつつ、この節目に大会新記録で初優勝したのは、DMG森精機の「BIRDMAN HOUSE 伊賀」。同社は2年連続出場を果たし、今回見事に優勝をゲットしました。

おめでとうございます!
さすがはモノのモトをつくる工作機械メーカーね!

というわけで―――。

▼同社ではただいま、パイロット渡邊さんの製作裏話を公開中ですよ
https://www.dmgmori.co.jp/trend/detail/birdman2017.html

▼公式Facebookでは、テストフライトの動画も公開!
https://www.facebook.com/DMGMORI.CO

気になるバリ取り救急箱の中は・・・・

ジーベックテクノロジーがバリ取りの日イベントで参加特典として来場者にプレゼントしていた「バリ取り救急箱」の中が気になります。

――――というわけで、中味オープン!!

このようになっています♪

お好みでカットバンを入れたりできるスペースもあって、同社の気遣いがわかりますね☆

来年はどんなイベントを展開してくださるのか、楽しみです(●∀●)

サマーカット

先日、愛猫がサマーカットをいたしました。
毛に覆われた中味は、ちょびっとしかありません。

大きな顔がとれそうです。
歩くと壊れそう・・・・(^^;)

今日はバリ取りの日

8月10日の今日は、「バリ取りの日」ってご存じでしたか?

バリ取りの自動化を推奨しているジーベックテクノロジーが、8月10日を「バリ取りの日」と制定し、日本記念日協会に認定されました。

同社では、この日を「バリ取りに懸命に取り組まれている方へ感謝の意を表す日」、「バリ取りの効率化・品質安定化を意識する日」との思いから、バ(8)リ取(10)り――8月10日を「バリ取りの日」としたんですって。

ということで、先日、東京都内のDMM.makeで、同社主催の「バリ取りの日」の初イベントが開催されました。

公開討論やワークショップ、手作業でのバリ取りと自動化の比較(ロボット実演)など、参加者全員によるバリに関する意見が交換されました。世界中で嫌われているバリ取りを真剣に考える企画内容となっており、とても有意義なイベントでした。

―――ということで、この内容は、次回の製造現場ドットコムでくわし~く掲載するので、お楽しみに!

さぁ、世の中はそろそろお盆休みに突入ですね!
皆様、ハッピーな夏休みをお過ごしくださいませ☆

ヒマラヤンが暇してる

てんやわんやな飼い主を横目にわが家の愛猫は暇をもてあましています。

【求む】加工の解決策

製造現場ドットコムのサイトには見積から、加工の悩みまでいろいろ相談がきます。

今回もこのような相談がありました。
解決できる方、返答をいただきたいと思います。

下記は原文ママです。

「7mmか7.5mmか8mmピッチの一方向の網自体を振動させて、58mmx135mmのジップ付ビニール袋もしくは77mmx165mmの紙袋を濾して落としたい。袋には9Φx80mmのプラスチック容器がまれに入るのでこれをろ過したい。金網を振動させるメーカと製品を私のメール宛に御教唆お願い致します。」

以上、よろしくお願いいたします。

解決策は、サイトで公表いたします。
解決策の思い当たるる方は、お問い合わせのところから、ぜひ、投稿よろしくね!

北海道と唇山の神秘

10数年ぶりにちょいとワタクシの生まれ育った北海道に足を踏み入れました。

キツネも出てきましたよ

鈍感なのか東京の空気の悪さを全く感じませんが、久々に育った家に戻ってみると、まあ空気のウマイこと! なぜか育成中はこの自然の良さを感じることができませんでした。

夏ですから窓は開けっ放し。家の横に森があるので、家中は森の香がします。天然アロマって感じ。朝晩は冷たい空気が流れて過ごしやすい。風になびくザーッという木々の音、早朝は小鳥のさえずりで、これまた健康的に目覚めることができます。夜になると天の川もスーッと流れる人工衛星もみることができるんですよ。

ちょっと懐かしんで湖までドライブに行きました。

天気がいまいちだったのですが、そのかわり、神秘的な現象を拝見することができましたよ。

この山は唇山といいます。名前の通り、唇そっくりです。

おや? 唇山から急に噴煙のような雲が!!

唇山からの雲が一気に水面を這い、湖が波立っています!

唇山が姿を現した!

あっという間に真っ白になりましたが、すぐに元通り。

陽も出てきたので、遊覧船に乗りました。

ポカポカ陽気――と思ったら、すぐにまた雲の塊のようなものが顔面を通過しました。肌を撫でるような霧の冷たい感触が気持ちいい! と思ったらお天道様が顔を出して、どんどん腕が熱くなります。なのに、コロッと濃霧になる。1分おきにコロコロと天気が変わり、不思議です。

雲の体当たり感が気持ちよかった!

すぐに濃霧。ここには神様が祭られています。

北海道には神話がいっぱい☆
しっかり元気のチャージをいたしました。

また行こう―――っと!

【お知らせ】「研削革命」を起こした岡本工作機械製作所が8月3日(木)~4日(金)までオープンハウスを開催!

昨年は「MUJIN」で話題をさらった岡本工作機械製作所が8月3日~4日(金)の2日間、本社安中工場で「OPNE HOUSE 2017」を開催します。

このプライベートショーは同社の“技術の集大成”を拝見する大チャンス! 最新の製造設備や製造工程について知ることができますよ(●∀●)

同社の安中工場では、なんと! 普段は見ることができない研削盤の製造工程を見学できます。組立ライン、測定室、スピンドルルーム、加工ライン、恒温ブース、半導体製造装置組立ブール、クリーンルーム、ウルトラ恒温ブース(←超気になる!!!)等が、来場者の皆様にオープン!

60台以上の研削盤も勢揃いするとのことなので、OKAMOTOファンは必見よ!

OKAMOTOの狙いと見所はココ!

開催の目的と狙いについて、同社では、「当社はJIMTOFのない年、2年に1度OPENHOUSEと評して本社・安中工場にて研削盤専門の個展を開催しています。総合砥粒加工機メーカーでしかできない様々な研削盤・ポリッシュマシン・ラッピングマシン・スライシングマシンの約60代以上の研削盤の展示を行う珍しい個展です。普段展示会に出すことのできないベッド研削盤や門形研削盤、キサゲ作業等を含む機械の組立技術・環境をより多くの方に広め、実研削の見学を通し、新たな研削盤の更新の機会になれば、との思いで開催しています。また当社は研削盤メーカーですが、研削周辺機器メーカー(といし、チャック、バイス、ろ過装置、ソフトメーカー等)も約20社無料で参加して頂くことで、研削盤を使用しているユーザーに、より研削加工について考えて頂ければと思っております。これは研削関係業界を全体的に盛り上げていこうという代表取締役社長石井の提案でもあります」とコメントしています。

今回の展示会では10のテーマを提案!
OKAMOTOの展示会に行かれる方は、以下の点を要チェックしてほしい!

●研削盤について
・高能率⇒従来の研削能率を10倍に。
・複合⇒外周・内面・端面を1台で。
・全自動⇒研削の自動化を提案。
・超精密⇒静圧による究極の平面創生。
・超微細⇒注射針のような微細な加工。
・新汎用研削盤⇒本年度より新発売のPSG-SA1シリーズ・HPG500NC・UPG-CA1シリーズを披露。

●研削業界
・研削周辺機器⇒周辺機器メーカーによる最新の研削技術の提案。
・新研削技術⇒当社と周辺機器メーカーのコラボによる新しい研削の提案。
・講演会⇒当社技術開発本部長伊藤によるIoTがもたらす世界と今後の研削業界動向を講演。
・IoT⇒ファナック等のIoT提案メーカーによる展示。(実演機をファナックのIoTシステムで見える化)
 
「IoT社会の動向と研削盤の未来について」をテーマにした講演会は聴き所のひとつ。ものをつくるモト、つまり、マザーマシンメーカーが教えてくれる“動向”は、地に足がついた話なので信憑性があり、トレンドを掴みやすいと思います。

他にも5軸研削や芯無し研削装置を使用した従来になかった新研削技術を提案してくれるそうですよ。

注目製品は汎用平面研削盤PSG-DXシリーズ 汎用平面研削盤PSG-SA1シリーズ

「当社で現状PSG-DXという機種が最も国内では販売台数が多い研削盤であり、30年以上ユーザーに親しまれてきた機種の後継機がついに誕生しました!」と広報担当者のN氏。N氏は、「PSG-DXの操作性を残したまま新ソフト・タッチパネル・ステンレスカバー・自動ドレス機能・シフトプランジ機能・メンテナンスの簡易化・熱変異の抑制・自己診断機能等、様々なユーザー意見を反映させた新汎用平面研削盤です。PSG-SA1シリーズは今後の汎用機の注力機種となります」と勢いの良いコメントを述べてくれました。

この展示会では全サイズ(52・63・64・65・84・105)の展示を行うそうです。

OKAMOTOから金型業界への熱烈メッセージ

「金型業界の国内は昔のように大企業が中小企業に業務依頼をすることよりも、大企業に金型事業部を作る時代になって来ています。そうならないためにも中小企業はより自社でしかできない高付加価値製品を今後は製造していく必要となってくるでしょう。『より超寿命金型を製造するために精度が必要』・『超硬パンチをより高精度にしたい』・『研削後の測定を機上で行って人間ミスを少なくしていきたい』・『全自動で平面研削を行いたい』・『鏡面の金型を作って驚かれたい』等、当社はその力になれればと思い、研削盤だけでなく、無人化・超精密・新技術等を通してまた新たな提案できればと考えています。是非10のテーマの中だけでなく、研削のお悩み事があればご来場くださいませ!」

ということで、OKAMOTOが提唱する新研削技術が炸裂する今回の展示会では、研削周辺機器の展示も充実しており、研削業界全体の最新技術動向を拝見したい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

ちなみに特別協賛メーカーとして、OKKは立形マシニングセンタ「VM/Rシリーズ」を、ソディックは高性能ワイヤ放電加工機「AL400Gシリーズ」を、安田工業はCNCジグボーラー「Vシリーズ」をそれぞれ出展しています☆ 

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