注目記事

碌々産業が満を持して微細加工市場に新機軸を投入! 微細加工機のあるべき姿を形にした『Vision』とは!?

 碌々産業(社長=海藤 満 氏、本社:東京都港区4-23-5)が、微細加工市場に新機軸のマシン『Vision』を投入した。微細加工機の革新的マシン『MEGA』を市場投入したのは1996年。以降、1号機の開発から通算で1000台を超えるMEGAを微細市場に供給し続けており、20年以上ベストセラー機の地位を確保している。2010年にはMEGAの上位機種として『Android』を市場投入、さらにその上位機種として2016年のJIMTOFでは次世代微細加工機『P12-C Genesis』を発表し、大きな注目を浴びた。同社の“高精度微細化へのシリーズ化”はここから始まっている。
 

金型業界を支える最新技術が集結! 「INTERMOLD2018/金型展2018」(大阪)~注目各社の見どころはコレだ!~

 4月18日(水)から4 月21 日(土)までの4日間、インテックス大阪で「INTERMOLD2018/金型展2018」(主催:日本金型工業会、テレビ大阪)ならびに「金属プレス加工技術展2018」(主催:日本金属プレス工業協会)を開催する。今年は堅調な金型業界の動向を反映し、出展者数378 社・団体、展示小間数881 小間での開催となる。
 また、自動車部品や航空機部品に関する特別セミナー、工作機械、切削工具、CAD/CAM、CAE、測定機器など出展企業によるテクニカル・ワークショップなども開催し、金型や金属プレス業界関係者への最新技術の提案が行われる。
製造現場ドットコムでは一足早く注目メーカー各社の新技術や目玉製品を公開する。

 (アマダマシンツール、イスカルジャパン、イワタツール、オーエスジー、オークマ、OKK、岡本工作機械製作所、キタムラ機械、ジーベックテクノロジー、大昭和精機、ダイジェット工業、DMG森精機、ナガセインテグレックス、日進工具、ブルーム-ノボテスト、牧野フライス製作所、三井精機工業、三菱日立ツール、ヤマザキマザック、碌々産業)

85周年を迎えるキタムラ機械の歴史 ~マシンづくりに込めた思い~

 キタムラ機械(社長=北村彰浩氏 博士〈工学〉、本社:富山県高岡市)は、1933(昭和8)年、北村源次(初代社長)が富山県高岡市にて創業した歴史ある企業だ。
石川県出身の源次氏は、第一次世界大戦の特需景気もあって製鉄や繊維、造船などの産業が大いに発展した時代に旧日本海軍舞鶴工廠(こうしょう)に勤務していた。日本最高レベルの機械技術を習得していた源次氏は、1923(大正12)年、さらなる最新技術を得るためにイギリスに派遣された。当時のイギリスは世界でも機械工業の最先端。その技術により舞鶴工廠への潜水艦部品や、小松製作所の戦車のキャタピラーの製作を請け負うようになる。

 本年85周年を迎える同社。その長い歴史と現在の働き方改革の実行について、経営企画室 室長の能多伸佳氏にお話しを伺った。

岡本工作機械製作所が「2017年度PSG会東部支部連絡会」を開催

 岡本工作機械製作所(社長=石井常路氏)が去る2月9日、新横浜国際ホテル マナーハウス南館で「2017年度PSG会東部支部連絡会」を開催した。同社の現況報告のほか、①自動化、IoT、ロボット、ものづくり補助金など、②新商品、平面研削盤のラインナップ、③新技術、超精密、複合、高能率研削盤について――の3つのテーマに沿って説明があった。また、毎度人気を博している伊藤 暁取締役技術開発本部長の特別講演もあり、91名の出席のもと、大いに盛り上がりをみせた。

ものづくり日本大賞・経済産業大臣賞の授賞式が開催 ~マツダ、シンテック、ファインテックに注目!~

 政府のものづくり日本大賞経済産業大臣賞・特別賞の授賞式が2月5日、都内のANAインターコンチネンタルホテル東京で開かれた。この賞は産業社会を支えるものづくりから製造生産プロセス部門、製品技術開発部門、伝統技術の応用部門、ものづくりプラス企業部門、ものづくりの将来を担う高度な技術技能から人材育成支援部門、各部門より特別賞の表彰をそれぞれ行っている。

 授賞式の様子とともに、受賞したマツダ(広島県府中町)、シンテック(山口県熊毛郡)、ファインテック(福岡県柳川市)の3社に受賞した内容について取材した。

【レポート】MTF2018(本社川島工場)が大雪の翌日でも盛況! 新しくなった「VERTEXシリーズ」に来場者も熱視線

 三井精機工業(社長=奥田哲司氏)が、このほど本社川島工場を皮切りにプライベートショー「MTF2018(MITSUI TECHNICAL FAIR2018)」の開催をスタートさせた。

 関東地区(本社会場)は、1月23日(火)から24日(水)の2日間開催された。今回の目玉は、軸立形マシニングセンタ 「Vertex」の新型。「Vertex75X」は“Ⅱ”から“Ⅲ”にバージョンアップし、また、航空機エンジンに使われる大型ブリスク加工を高精度で加工する「Vertex100」がそれぞれ展示されていた。コンプレッサで目に付いたのはオイル式インンバータ・タイプの新製品「ZgaiardX(ジーガイヤX) 」の55。また、また周辺機器を担う協賛メーカー37社の製品も多数並んでいた。本社工場内で奥田社長に今後の意気込みを伺うことができた。

「コスト競争力を維持するには省力化投資を進め、生産性改革の実現に本気で取組む必要がある」日本機械工業連合会が賀詞交歓会を開く

 日本機械工業連合会(会長=大宮英明 三菱重工業会長)が1月9日、東京都内のホテルオークラ東京で新年賀詞交歓会を開催した。
 あいさつの概要は下記の通り。

平成30年 年頭所感 世耕弘成 経済産業大臣「日本が勝ち残り、世界をリードしていくためにはConnected Industriesの実現が鍵」

 平成30年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
 今、世界の産業の在り方は大きく変わろうとしています。AIやIoT技術の登場により、新たな付加価値や製品・サービスが生まれ、企業の稼ぎ方も単なるモノ売りから、サービスと連動する形に重心が移行しています。このような中、ドイツや米国、中国もデジタル時代のイニシアティブを握るべく政策を打ち出し、世界中の企業が互いにしのぎを削っています。第4次産業革命時代に、日本が勝ち残り、世界をリードしていくためには、様々な産業、企業が「データ」を介してつながった、「Connected Industries」の実現が、重要な鍵となります。このコンセプトは、新たな産業を創出し、生産性を向上させるのみならず、少子高齢化、人手不足、環境・エネルギー制約など日本が抱える社会課題の解決につながるものです。このような産業の姿を目指し、経済産業省は次の5つの観点から、「Connected Industries」の実現に向けた施策を推し進めます。

【トップインタビュー】70年以上の歴史を誇るユキワ精工 酒巻弘和社長に聞く 

 ユキワ精工(社長=酒巻弘和氏、住所:住所:新潟県小千谷市千谷2600-1)は、1946年に祖父の岩雄氏が創業、以来ドリルチャックの製造から始まり、コレットチャック、ツーリングシステム、CNC円テーブルといった製品の開発や製造、販売事業を続け、70年以上の培われたノウハウを駆使して新製品の開発や専用機の自社開発に注力している。

 そんな歴史あるユキワ精工が本年6月、前社長の和男氏(現会長)からタスキを受け、弘和氏が社長に就任した。同社の経営理念は「和をもって一致協力する」。100年企業を目指して、顧客の生産性向上に貢献するための努力を惜しまない。酒巻新社長に今後の意気込みを伺った。

Fritz Studer AG「日本は重要な拠点」 ~スチューダーテック 宮田セールスマネージャーに聞く~ 

 最精度円筒研削分野の標準機械と個別のシステムソリューションを製造しているスイスのFritz Studer AG。1912年の創業以来、精密円筒研削盤の開発と製造に注力してきた。永きに亘る歴史に培われた開発力と世界規模の営業網が強みだ。日本ではスチューダーテック(東京都大田区大森北4-10-8)が販売拠点となっており、このほどさらなる日本市場の拡大に向けて注力している。国内責任者である宮田 高 セールスマネージャーにお話しを伺った。