「新たな成長に向けて変革に取り組み果敢に挑戦する」北川鉄工所 キタガワグローバルハンドカンパニー 松葉社長に聞く
2025年06月12日
『BR-AJC』の活用で無人生産時間延長!

現在、社会はものすごいスピードで変化し、顧客のニーズも複雑・多様化していることから製造現場も効率良く多品種少量生産の構築が求められている。ワークを把持する手段であるチャック、バイス、ロボットハンドに大きな強みを持つ同社は、こうした背景を後押しする加工技術で時代を先取りしている点に注目したい。
同社の加工技術のひとつに『BR-AJC』を活用したジョー交換システムがある。これは、人の手で行っていたジョー交換をロボットが1つずつ自動で行う自動化システムである。ワークの大きさが変わると把持するものの大きさも変わるが、同社のBR-AJC自動ジョー交換システムは、ボディ剛性を高めることで従来製品の把握精度を大きく上回る10μT.I.R.以下の繰り返し精度を再現できるものだ。この技術により、多品種少量生産品の無人生産時間を延長することも可能になった。
同社では、複合旋盤+NCマシニングセンタ、またはNC旋盤の構成を標準ラインとし、少量標準チャック、アドバンスチャックボディに対応可能としている。
他にもBRマスタジョー新ラインでは、ゆりかご治具+円テーブル+デザインチャックで構成をしている。