「メカトロテックジャパン(MECT)2021」 一足早く注目各社の目玉製品を公開!

 

超精密と大型加工機の融合
●芝浦機械

 

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超精密マシニングセンタ「UVM-450D(H)」

昨年、超精密加工を得意とするナノ加工システム事業部と大物加工を得意とする工作機械事業部をひとつに融合した工作機械カンパニーと生まれ変わった同社。今回は脱炭素社会を目指して、自動車業界をはじめとする各産業の縁の下の力持ちとなり、高品位、生産性向上に貢献するとして、超精密マシニングセンタ「UVM-450D(H)」と門形マシニングセンタ「MPF-2614FS」を目玉に展示する。「UVM-4500D(H)」は、先進のワーク・工具計測機能、経常補正機能で「恒・高精度+自動化・効率化」を提案。一方の「MPF-2614FS」は、新機能として、リアルタイム干渉チェックで金型づくりをサポートし、摩擦攪拌接合による異種材接合技術でさらなる付加価値を見せつけてくれる。

 また同社のIoTにも注目! 展示会に設置できない大型マシンがスマートグラスを利用し、バーチャル展示を行うというので、乞うご期待!

製造現場のDXを身近にする手段がここにある!
●DMG森精機

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「MATRIS Light(マトリスライト)」

 今回は、DXを身近にし、多品種少量生産の自動化を短時間で実現する手段を展開する同社。注目は、ロボットシステム「MATRIS Light(マトリスライト)」。この製品は、手押し台車を使用中のマシンの前に設置すると短時間でワークの搬入出を自動化することができるもの。オペレータが不在時の急な機械稼働でも自動化で生産をサポートする。また、多彩な周辺装置も準備しており、時代に合致したさらなる高度な自動化システムにも対応する。

 加工ワークの搬送や着脱など工場内の物流搬送を自動化し、工場全体のデジタル化を実現する次世代搬送システム「WH-AGV 5」も要注目だ。自社開発の無軌道型AGVと人協働ロボットを組み合わせた自律走行が可能なこのシステムは、走行ルート用の磁気テープやマーカーがなくても工場内を自由に走行し、最大高さ35mmのケーブルダクトなど工場内の段差に対する走破性を有している。また、ロボットアームの先端に搭載したビジョンセンサによる位置/姿勢の補正技術により、±1mm以下の位置決め精度を実現しており、工作機械へのワークダイレクト着脱が可能なので、製造現場のDXを身近にしてくれる。

超能率研削を実現するノウハウを惜しみなく展示
●ナガセインテグレックス

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門形成形平面研削盤「SGD-2010」

 超能率研削を徹底追求している同社。今回、目玉となるのは展示会初出展となる、超精密門形成形平面研削盤「SGD-2010」だ。モーターコアなどの大型部品を超精密・超能率に研削する。このマシンは高い剛性誇ると同時に構造最適化により軽量化に成功、クラス最小の設置スペースを誇っている。また、自由な形状創成加工や、机上での高精度三次元測定に加え、超精密バーチカルユニットなど、多彩なオプションも魅力だ。超能率下降を実現するために、各軸の速度が従来機から大幅にアップしているうえ、油圧シリンダ従来機との比較では50%も省エネ化に成功、徹底した省エネ対応
対応マシンとなっている。

 他にも、会期中は、超精密成形平面研削盤「SGi-520α」による特別デモを実施する。左右送り速度60m/minの超高速研削や、驚異的なピッチ送り速度と同期運動精度を、その目で確かめつつ、NAGASEによる本気の生産性改革を知るチャンスだ。

「AGE30」ビッグマイナーチェンジモデル「AGE30FX」を初出展
●牧野フライス精機

211018メカトロ8 今回は、本年6月リリースの同社最新機種である高精密CNC工具研削盤「AGE30FX」に、オプションの内蔵型マイクロビジョンシステム「monocam2」を搭載して展示する。このマシンの特長は、新型自動ワーク交換装置「LVBローダ」。交換動作や設計を全面的に見直し、ワーク交換時間の50%削減を実現。使用するパレットは軽量かつ自動ティーチング機能対応の「Type D」パレットを採用したことでワーク最大収納本数がφ3で123本から780本に増え、より長時間の連続運転が可能となった。新型砥石・研削液ノズル交換装置「AWC8」は砥石収納本数を既存の6本から8本へ増量し、様々な加工に柔軟に対応できる仕様。また、砥石交換時間も設計を全面改良し、既存機より30%短縮。外観も大形透明窓を採用し稼働状況確認を容易にしている。

 オプションにも要注目! 内蔵型マイクロビジョンシステム「monocam2」は、機内で加工ワークの自動測定・自動補正をおこない高精度連続加工を実現する。

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