日本工作機械販売協会東部地区 忘年懇親会を開く

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あいさつする髙田会長

 日本工作機械販売協会(会長=髙田研至 井高社長、東部地区委員長=豊田直樹 兼松KGK常務)が12月5日、都内のKKRホテル東京(東京都千代田区大手町)で忘年懇親会を開いた。

 懇親会に先立ち講師に内田敬一郎氏を講師に迎え、「分断の世界を憂う ~あるべき日本の立ち位置の一考察~」をテーマに講演会が開かれた。

 懇親会場で髙田会長が、日頃の感謝の意を表したあと、「本年コロナウイルスも5類に移行し、良くなったかと思ったらロシア・ウクライナ侵攻がどうなるか分からない。ハマスとイスラエルの戦争、米中の覇権争い、円高による経済の不透明さというなかで、まだまだ余談が許さない状況。」旨の業界を取り巻く環境について述べた。また、本年10月に開催された『メカトロテックジャパン2023』についても触れ、「4日間で8万人近い来場者があり、皆様、積極的に商談していたが、まだまだ設備投資には結びついていない状況のようだ。そういう中で生産性向上のための改善提案に結びつくものを探しにきた、といった声をきいた。皆様方の現場の提案力が試される時代になってくるのではないかと思っている。」と期待を込めた。

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豊田東部地区委員長の乾杯の発声で懇親会がスタート

 乾杯の発声を行った豊田東部地区委員長はあいさつのなかで、「今年はあまり良い話はなかった。工作機械の販売に関しては半導体の踊り場になったことで製造装置の足踏み、EVに関しては、100年に一度の大改革ということで期待があったが、なかなか末端まで広がることはなかった。その一方で、技術革新やデジタル化、環境エネルギーの取り組みが広がっており、こちらは明るい話題になると思う。先行き不透明な状態だが皆様と一緒に工作機械業界を盛り上げていきたい。」と意欲を示した。


 

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