日本工作機会輸入協会が「令和5年度通常総会」を開く

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あいさつをする井元会長

 日本工作機会輸入協会(会長=井元英裕 YKT会長)が5月29日、第一ホテル東京で「令和5年度通常総会」を開いた。

 懇親会で挨拶に立った井元会長は、日頃の感謝の意を表したあと、業界を取り巻く環境に触れ、「コロナ禍も落ち着き通常に近い日常が戻ってきたが、経済的には継続するウクライナ問題、中国経済の低迷、米中問題による市場の再編など不透明な部分も多く、国内投資意欲も若干落ちているかと見て取れる状況で、国内ものづくりでは円安による原材料、経費の高騰、人手不足などの問題を抱えて投資の決断がしにくい状況になったと思っている。」との見方を示したあと、「日本のものづくりも生き残りをかけて新しい技術に目を向けていくときと思っている。」と意気込みを見せた。

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経産省 安田産業機械課長 

 新入会員の紹介のあと、来賓を代表して経済産業省製造産業局の安田 篤産業機械課長があいさつをした。この中で安田産業機械課長は、「国内投資も徐々に進み良い傾向が見られつつあり、前向きな変化の兆しと捉えている。経済産業省としても日本経済の変革期をチャンスと捉えて日本経済をさらに活性化させていきたいと考えている。皆様方におかれては、海外の最新ユーザーの動向など日本に導入され、こうした知見、技術の導入は重要であると考えている。皆様と連携しながら、GX,DXの流れの中で政策も取り組んでいきたい。」との意向を示した。

 乾杯の発声を清水伸二日本工業大学技術博物館館長 同客員教授 工学博士が行い、参加者は親睦を深めた。宴もたけなわの頃、散会した。
 

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