【切削工具業界初!】ダイジェット工業の新企画 一度聞いたら忘れない「ストライクドリルの歌」

 

強い思いと緊張のレコーディング

230606topz
1人ずつ本番テイクを歌っていく。そのプレッシャーは計り知れない。

 

230606top3
打ち合わせ中

 ところで、約30年前、ダイジェット工業は「ドリルのダイジェット」という愛称で親しまれていたと聞いた。同社は時代の流れとともに金型用工具へ注力していき、いつしかドリルのダイジェットという記憶は人々から薄れていく。

 「ドリルのダイジェット」と言わしめながらも、その後、ドリルではヒット製品に恵まれなかった同社。現在、「ストライクドリル」の登場で、「ドリルのダイジェット、復権!」が可能な製品だと社内でも盛り上りを見せたとはいえ、この30年のハンディは大きいだろう。木村室長は、「歴史とともに蓄積された技術をふんだんに盛り込んだストライクドリルの良さを分かりやすく、会社に叱られない程度で、市場に強烈なインパクトを与えたいと思っています。」と、力強さを見せつけた。

230606top05
4人の美声によって予定よりスムーズに編集作業が進む

 さて、録音部屋に入ると、始終笑顔の木村室長とは違い、見慣れない音響機器を目の当たりにした歌い手4人の表情は、これから歌わなければならないという重圧からか、みるみるうちに真顔になっていった。

 「たくさん練習したんですが・・・・いざ本番になると緊張しますね・・・。」と1人が小さく声を出すと、あちこちから、「あぁ、緊張する、緊張する・・・。」の声が上がる。この4人に歌の完成度が左右されるのだから、そのプレッシャーは計り知れない。

 レコーディングは音源を聞きながら、1人ずつ本番テイクを歌っていくという流れである。一押し製品「ストライクドリル」に込めた思いを精一杯力の限り歌っておくれ! と筆者もボールペンを握る指に力がこもる。

 「では皆さん、頑張って!」

 ――――木村室長は緊張でこわばったままの4人と音響エンジニアを残して笑顔のまま、レコーディング室の重たいドアをガチャンと閉めた。

moldino_banner

 

 

intermole2024_大阪