岡本工作機械製作所 超精密ベッド平面研削盤「UDG NC Li」シリーズ発売開始! 超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズも新ラインナップ!

 岡本工作機械製作所が続々とリニアモータ駆動方式&可変静圧スライドの新マシンを市場投入している。新たに投入したのは、クロスレール昇降式CNC超精密ベッド平面研削盤「UDG-NCLi」シリーズと、CNC超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズにチャックサイズ前後1000mmの2010・3010・4010サイズを新たにラインナップ。

超精密ベッド平面 研削盤「UDG-NC Li」シリーズ

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 このマシンは近年高まる自動化・超精密・機上測定・クラウニング研削等のニーズにすべて対応するために同社が設計から新たに開発したもので、駆動方式には高精度の位置決めと高速送りを実現するテーブルリニアモータを採用している。摺動面には市場最高級の面品位を実現する可変静圧スライドを採用し、〝究極の平面加工〟を実現する。また、新たに開発した静圧といし軸と旋回といし軸の2頭をクロスレールに搭載することで工作機械部品等の平面・顎下加工を1サイクルで行うことが可能だ。

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 また、といし交換のオプションとしてATC(Auto Tool Changer)による自動といし交換装置とフルオートといしバランス装置を用意。加工工程に最適なといしを自動交換、といしバランス取りまで行う。機上測定のオプションにも対応をしており、従来では測定が難しい大型加工物を1サイクル内で測定&補正研削を行うことで大型加工の自動化と高精度化をサポートする。

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超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズ

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 益々加工物の大型化が進む市場ニーズを受け、CNC超精密門形平面研削盤「UPG-CHLi」シリーズに、新たにチャックサイズ前後1000mmの2010・3010・4010サイズをラインナップ。このシリーズは業界最高峰の大型平面研削盤をコンセプトに2011年から販売を開始し、同サイズの市場を門形構造の研削盤でいち早くから市場開拓したこともあり、高いシェアを獲得しており、好評を博している。近年大型化が更に高まるモータコア金型や半導体製造装置部品のニーズに対応する最新の超精密門形研削盤だ。

 同シリーズの駆動には高精度の位置決めと高速送りを実現するテーブルリニアモータ方式を採用。市場最高級の面品位を実現する可変静圧スライドとの組合せで〝究極の平面加工〟を実現する。といし軸には新たに開発した静圧スピンドルによって、〝業界最高峰の回転精度〟を実現した。また新設計のスライドカバー(OP)や油圧タンクを含めた専有面積のコンパクト化により、さらに使いやすい門形研削盤となった。

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 さらに、超精密の位置決め精度研削盤と高精度機上測定装置 OP の組み合わせで、大型研削の全自動研削サイクル実現。最新アプリケーション『全自動平面研削システム MAP研削ソフトウェア』によって、オペレーターは加工物をテーブル上に搭載し、サイクルスタートを押すだけで機上の加工物がMAP化され、最短・最適経路での自動高能率研削が開始される。

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 新たに開発された 3 次元計測ソフトウェア『OKAMOTO NCゲージ』ではテーブル上での3次元計測も行うことが可能となり、研削盤によるさらなる生産現場の工程短縮を実現可能とした。

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