世界初の革新的な「LBC テクノロジー」を搭載したアマダのファイバーレーザマシン「VENTIS-3015AJ」が「EuroBLECH 2018」でMM 賞を受賞!

181118アマダ1 アマダ(社長=磯部任氏)は、去る10 月23 日、ドイツハノーバーで開催された世界最大級の板金加工業界の見本市「EuroBLECH 2018」で、MM 賞を受賞した。

 MM 賞は、ドイツで最も権威のある製造業界誌「MM MaschinenMarkt」が、金属加工業界における先進的、革新的な出展製品に対して表彰するもので、受賞対象は、アマダが世界で初めて確立した、「軌跡ビームコントロール(LBC)[Locus Beam Control の略]テクノロジー」を搭載したファイバーレーザマシン「VENTIS-3015AJ」。

 今回の受賞は、エネルギー密度の高い光を維持したまま、加工する材質や板厚に応じて最適なビーム軌跡を自由自在に制御する新技術「LBCテクノロジー」の開発により、従来機と比較し、切断速度と面質の著しい向上、加工コストの大幅な低減を実現できる点が評価された。

アマダが世界で初めて確立した「軌跡ビームコントロール(LBC)テクノロジー」とは!?

 ファイバーレーザは、板金の切断加工においてCO2 レーザに比べて加工速度が優れる一方で、切断面が粗い、切断時に熱により溶けた物質が素材の下部に付着する“ドロス”が発生するといった加工品質に課題があった。アマダが本年発売した「ENSIS-3015AJ (6kW、9kW)」は、軟鋼中厚板の高速かつ高品位な切断加工を両立させ、高い評価を受けているが、これに伴い、同社の顧客からは、ステンレスやアルミに対しても同様に、高速で高品位な切断加工を求める声が高まっていた。

 これを受けて同社では、ステンレス、アルミの切断加工において、高速かつ高品位切断を可能にするために、素材の溶融を促進させる新たなファイバーレーザ技術の開発を目指してきた。その結果、レーザ光の特性に着目、分析し、同社の強みであるレーザ光の加工技術を進化させた革新的な「軌跡ビームコントロール(LBC)テクノロジー」の確立に成功した。

●「LBC テクノロジー」の特長
 エネルギー密度の高い高効率、高品質なレーザ光を、金属の材質、板厚に応じて最適な
軌跡となるよう制御することで、レーザ切断のカーフ幅(切断幅)を自由自在にコントロールできる革新的なビーム成形技術。この技術は、特殊なコリメーションレンズと2 枚のミラーを高速で振動させる構造(ユニット)で成り立っている(図1)。これにより、加工する材質、板厚に応じて、高速、高品位といった加工ニーズを自在に組み合わせることができる。また、この技術は、高輝度発振器との組み合わせにより、さらに機能を発揮するため、世界最高レベルの高輝度4kW ファイバーレーザ発振器も併せて開発している。
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