無造作淑女

【JIMTOF強化月間】工作機器最新技術講演会~高精度位置決めと高信頼性を支える工作機器~

日本工作機器工業会では、11月1日~11月6日まで東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2012」の期間中である11月5日(月)に技術講演会を開催する。

工作機械での加工における、高精度位置決め・高信頼性に対する要望はますます高まっている。この要望を満たすためには、工作機械そのものの機能を高めるとともに、工作機械を構成する部分品である“工作機器”の機能を高めることも非常に重要なこととされている。

この講演では、学術的立場や工作機器メーカーからホールねじ、直線運動用案内等、工作機器技術の最新動向を紹介する。工作機器に関する認識と知識を高めるための良い機会であり、関係者には大変有意義な内容になっている。聴講料は無料。

■工作機器最新技術講演会~高精度位置決めと高信頼性を支える工作機器
【日時】平成24年11月5日(月) 13:00~16:50
【会場】東京ビッグサイト会議等6F 607・608会議室

・13:00~13:10 
あいさつ 矢部四郎司氏(日本精工)

・13:10~14:10 
「高精度位置決めと高信頼性を支える工作機器」 堤 正臣氏(東京農工大学)

・14:10~14:35 
「LMガイドの技術動向」 吉田明正氏(THK)

・14:35~15:00 
「直動案内の最近の技術動向について」 藤田洋氏(日本精工)

・15:00~15:25
「工作機械の高性能化を支える超精密ローラ案内」 板橋成政氏(日本トムソン)

・15:25~15:35
(休憩)

・15:35~16:00
「ボールねじの高精度技術」 佐藤秀之氏(日本精工)

・16:00~16:25
「ボールねじの技術動向」 西出哲弘氏(THK)

・16:25~16:50
「小型工作機械におけるボールねじ使用例」 片桐篤史氏(黒田精工)

【問合せ先】
日本工作機器工業会事務局
東京都港区芝公園3-5-8
TEL:03-3431-4103 FAX:03-3434-2613
e-mail: info@jmaa.or.jp

【JIMTOF強化月間】森精機がJIMTOFで初公開! 計測プログラム作成ソフト「NC-Gage」をMAPPSに搭載

さぁてJIMTOF強化月間よ!
というわけで、どんどんJIMTOF情報を更新していくわよ~! 

さて、森精機製作所が「JIMTOF2012」で初めて公開する製品に、ドイツ m&h社製の計測プログラム作成ソフト「NC-Gage」をオペレーティングシステムMAPPSに搭載したマシニングセンタがあるのよ。

m&h社の日本総代理店である株式会社キャプテンインダストリーズのブースでも、「NC-Gage」を搭載した森精機のマシニングセンタが展示されるとのこと。

・キャプテンインダストリーズ ブース:西館W1080 機種:NMV1500
・森精機製作所   ブース:東館E3025 機種:NHX4000

機械加工における主軸タッチセンサーによる機内計測は、加工物ごとに計測プログラムを作成しなければならず手間と時間がかかって大変だけど、「NC-Gage」搭載のMAPPSでは、面倒な外付けパソコンの接続や設定も必要なく、今まで難しかった真円度・円筒度・真直度の幾何公差の測定やPCD (Pitch Circle Diameter)の仮想演算処理の計算なども可能になるんですって。

さらに、主軸タッチセンサーによるティーチングで加工した部分をその場で計測でき、また、自動で三次元計測プログラムが作成できるため、加工機を三次元測定器として使用することができるとのこと。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてくださいね☆

MAPPS への搭載画面例

【JIMTOF強化月間】上智大学清水教授が運営委員長の「国際工作機械技術者会議」が受講者募集中!

日本国際工作機械見本市(JIMTOF)が11月1日より6日、東京ビックサイトで開催されるにあたり、この開催期間中の11月2日(金)~3日(土)の2日間、上智大学の清水伸二教授が運営委員長を務めている「国際工作機械技術者会議」が開かれます。

今回は「工作機械に革新をもたらす基盤技術」を総合テーマとして、工作機械の基盤技術に焦点を当て、今後の工作機械技術の在り方についての示唆に富む興味深い講演が多くなされます。これらの講演を通して、今後のものづくりの方向性についても多くの知見が得られる内容となっているので、滅多とないこのチャンスにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

□第15回国際工作機械技術者会議(The 15th IMEC)
 ~総合テーマ:工作機械に革新をもたらす基盤技術~

<1.オーラルセッション>
 世界最先端の工作機械関連の研究成果ならびに技術開発成果を講演形式で発表するセッション。
 日時:2012年11月2日(金)09:10~17:15
    2012年11月3日(土)09:00~17:45
 会場:東京ビッグサイト・会議棟「レセプションホールA」(1階)

オーラルセッションプログラム
■2012年11月2日(金)
09:10~09:20 開会式
        会長挨拶 横山 元彦 (一社)日本工作機械工業会会長
        運営委員長挨拶 清水 伸二 IMEC運営委員会委員長

キーノートセッション「明日の工作機械を考える」
 座 長:清水 伸二 教授(上智大学)
 副座長:渋川 哲郎 顧問 (三井精機工業(株))
09:20~09:30 座長によるイントロダクトリー
09:30~10:20 基調講演
       「近い将来において日本の工作機械産業に望まれる新展開」
        伊東 誼 名誉教授 東京工業大学(日本)
10:20~10:40 コーヒーブレイク
10:40~11:30 基調講演
       「工作機械関連国際規格の動向と将来展望-精度検査、
        性能評価、環境評価を中心に-」
        Dr. Wolfgang Knapp
         Engineering Office Dr. W. Knapp(スイス)
11:30~12:20 基調講演
       「生産加工技術の医療分野への展開」
        光石 衛 教授 大学院工学系研究科 東京大学(日本)
12:20~12:30 キーノートセッションのQ&A
12:30~13:30 休憩(昼食)

テクニカルセッション1「工作機械の精度評価と補償技術」
 座 長:松原 厚 教授(京都大学)
 副座長:藤嶋 誠 常務執行役員((株)森精機製作所)
13:30~13:40 座長によるイントロダクトリー
13:40~14:30 基調講演
       「工作機械の空間精度誤差補正の動向と将来展望」
        Dr. Heinrich Schwenke, CEO, ETALON AG(ドイツ)
14:30~15:15 一般講演
       「5軸MC誤差測定と今後の国際規格化の動向」
        茨木 創一 准教授 工学研究科 京都大学(日本)
15:15~15:35 コーヒーブレイク
15:35~16:20 一般講演
       「3次元機内計測システムを用いた加工補正と補正技術」
        上野 謙一郎 マネージャ (株)森精機製作所(日本)
16:20~17:05 一般講演
       「工作機械の空間誤差の補正技術」
        山田 雄策 所長 ファナック(株)(日本)
17:05~17:15 テクニカルセッション1のQ&A

■2012年11月3日(土)
テクニカルセッション2「びびり振動フリー技術」
 座 長:青山 藤詞郎 教授(慶應義塾大学)
 副座長:家城   淳 取締役(オークマ(株))
09:00~09:10 座長によるイントロダクトリー
09:10~10:00 基調講演
       「切削時自励振動の現象とその基本特性」
        佐藤 壽芳 名誉教授 東京大学(日本)
10:00~10:45 一般講演
       「複合加工機(5軸TC)におけるびびり振動の抑制」
        Prof. Erhan Budak, Sabanci University(トルコ)
10:45~11:05 コーヒーブレイク
11:05~11:50 一般講演
       「工具変形誤差の解析と抑制技術~びびり現象への応用~」
        山田 良彦 主担当 (株)ジェイテクト(日本)
11:50~12:35 一般講演
       「加工条件探索機能とその適用事例」
        千田 治光 部長 オークマ(株)(日本)
12:35~12:45 テクニカルセッション2のQ&A
12:45~13:00 ポスターセッション表彰式
13:00~14:00 休憩(昼食)

テクニカルセッション3「工作機械と新素材加工における高効率化技術」
 座 長:新野 秀憲 教授(東京工業大学)
 副座長:鈴木 信吾 取締役((株)牧野フライス製作所)
14:00~14:10 座長によるイントロダクトリー
14:10~15:00 基調講演
       「環境対応形工作機械とその技術動向」
        Prof. Berend Denkena, University of Hannover(ドイツ)
15:00~15:45 一般講演
       「航空機部品のトレンドと生産技術課題」
        柴田 亮太 主席チーム統括 三菱重工業(株)(日本)
15:45~16:05 コーヒーブレイク
16:05~16:50 一般講演
       「CFRPの高能率加工技術の最前線」
        小島 裕登 主査 富士重工業(株)(日本)
16:50~17:35 一般講演
       「難削材の加工能率向上と工具寿命延長を両立する先端技術」
        上野 裕司 マネージャ (株)牧野フライス製作所(日本)
17:35~17:45 テクニカルセッション3のQ&A

2.ポスターセッション
 大学・研究機関及び企業における工作機械関連の先端的研究開発成果についてポスター形式で発表するセッション。
 日時:2012年11月1日(木)~6日(火)
 会場:東京ビッグサイト「東3展示ホール」
 参加機関:大学・高専、公的研究機関等の研究者、ならびに一般社団法人
      日本工作機械工業会会員企業より、59テーマが参加予定です。
      また、期間中の11月3日(土)・4日(日)の13:00~
      16:00には、各機関の説明員が会場に常駐し、研究内容に
      関する説明を行う。

・パンフレット
http://www.jmtba.or.jp/download/The_15th_IMEC_J.pdf
・参加申込書
http://www.jmtba.or.jp/download/oral_mousikomi_J.doc

【本件に関するお問い合わせ】
(一社)日本工作機械工業会 技術部 国際工作機械技術者会議事務局
 丑久保(うしくぼ)、笹川(ささがわ)
 電話 03-3434-3961 FAX 03-3434-3763
 E-mail:  imec15@jmtba.or.jp
 URL: http://www.jmtba.or.jp/

「CUBE」のオープニングに行ってきた

産業界で活躍されている皆様方にとって9月、10月は展示会やら新製品の発表やらで地獄のスケジュールだと思いますがいかがお過ごしでしょうか。

さて、昨日はケイズデザインラボの原 雄司社長からお誘いを受け、渋谷区内に新設された「CUBE」のオープニングイベントに行ってきました。


挨拶しているのは原社長

この「CUBE」とは、原社長と、イグアス(社長=矢花達也氏)、ロフトワーク(社長=諏訪光洋氏)の3社協力のもと、3次元プリンタを用いて、企業はもちろんのこと個人も、ものづくりの可能性を広げる場として利用できるショールームなのよ。

3次元プリンタって高価なものだけど、これらの装置もここに来れば使わせてくれるとのこと。

原社長は、常に「ものをつくること=クリエーティブ」という発想のもと、どんどん変化してきた社長さんだから、「アイデアを形にしたい」っていう方の相談にも親身に乗ってくれると思うわよ。

フィギュア好きの私も興味が沸いてきたわ。

「CUBE」
東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア2F

「ほこ×たて~最強ドリル VS 最強金属編~」DVDブック! あの熱い感動が1冊になったぞ!

フジテレビの人気番組「ほこ×たて」で最も熱いとされている名物対決といえば、「最強ドリルVS最強金属」だけど、その勝負の全てを再録し、対戦者全員にあらためて取材をした1冊が扶桑社から発売されたわ!

「金属VSドリル」の裏側にスポットをあてたドキュメンタリーよ!

第1戦 タンガロイ VS 日本タングステン
第2戦 アライドマテリアル VS 日本タングステン
第3戦 古河ロックドリル VS 日本タングステン
第4戦 オーエスジー VS 日本タングステン
第5戦 オーエスジー VS 日本タングステン

この番組は、今年、日本民間放送連盟賞で、テレビエンターテインメント部門で最優秀賞を受賞しています。

今ではゴールデンタイムに進出していますが、「金属VSドリル」の第1弾は深夜1:30からのスタートで、これが同番組の記念する初VTRでした。

―――――ということで、深夜番組ということもあって見逃してしまった方は、付属の特典DVDで貴重な第1戦、タンガロイさんとニッタンさんの熱~~~い戦いを見ることができるわよ。

ページをめくると、対戦者全員の心の内が痛いほど伝わってきたわ! このドキドキ感ったらないわね! 見ル野栄司氏のマンガも収録してあって、そこにはオーエスジーさんと日本タングステンさんの秘話がこんもり盛り込まれているわよ。

対決に向けた男たちの情熱とプライドにもう一度胸が熱くなることでしょう!

「ほこ×たてDVDブック 最強ドリル VS 最強金属編」(扶桑社)
・A5判 オールカラー 120ページ
・特典DVD付き
・価格1500円+税(1575円)

国際航空宇宙展に行ってきた☆

先日の木曜日に、10月9日~10月14日までポートメッセなごやと中部国際空港で開催されている「2012国際航空宇宙展(Japan International Aerospace Exhibition)」に行ってきたの。

現在、予定がギッチリギチギチでなかなか動きが取れないので、中部国際空港で華やかに繰り広げられるパブリックデー(12日~14日まで)までいることができなかったのは残念だったけど。

航空宇宙といえば、やっぱり目立つのは――――――――。

これぞ航空宇宙展って感じよね。




きゃ――――――――っ! ステキ☆

でもね、今回の目的は違うのだ。
これらの航空宇宙産業を陰から支える縁の下の力持ち的な企業を取材するために向かったのだ。

こちらはブルームさんのブース。

ブルームさんといえば世界中の工作機械、自動車及び航空機産業に先端計測技術で貢献する会社なのよ。

工作機械のワーク計測用やツールセティング用の接触と光学式測定システムで有名。

他にも「TMAC」というシステムを開発しているのですが、これは、厳しいGEの規格にパスしている安心のシステムなの。ここでは書ききれないので、後日、改めて詳しく書くことにするわね。航空機関係のお仕事をされている方は必見モノよ。

一刻も早くその情報が欲しい・・・という方は、実際にブースに行って説明を聞いてみるといいわよ(●ω●)☆

あっ! 三井精機さんとオーエスジーさんがあるわ!



今回、三井さんはパネル展示でした。オーエスジーさんはCFRP用の工具がきらびやかに展示してありました。




でね、この写真は――――――というと。

ここは富士重工さんのブースです。久しぶりの再会に喜びもひとしおよ。
今回、航空宇宙カンパニー事業部の素晴らしい技術を発見しました。
これも、後日、たっぷりご紹介したいと思います。

さて製造業界における世界的な大イベント、「JIMTOF2012」も近づいてきましたね。
「製造現場ドットコム」は、今月、JIMTOF強化月間として、展示会の見所を詳しく掲載していきます。
そこのアナタ! ブログ「無造作淑女」をこまめに要チェックよ!
今年のJIMTOFは、ちと違うかも!?

ノリタケ銀座店がオープン!

ノリタケさんが、10月11日(木)に、東京・銀座に 直営店「ノリタケ銀座店」を開設しました。

というわけで、前日の10日、プレオープンにお邪魔しました。



銀座店にふさわしく、MPCや高額なボーンチャイナの置物も展示して、ノリタケさんらしい高級イメージを醸し出しています。

以前、注目記事にも掲載した、あの1,000万円を超える超高級ディナーセットを拝見することができるのよ



これは陶器でできたチェス☆ 猫と犬の戦いです。ポーン(歩兵)はねずみってところがイカしてるわね!

皆様も一度、ノリタケ銀座店を覗いてみてくださいな。
素敵なお気に入りの食器に出会えるかもしれないわよ。
スーパーの安売りで買ったお総菜も、ノリタケさんの食器に盛りつけすれば、豪華な食卓に変身すること間違いないわ(●ω●)キラリン☆

弱ってきました

弱ってきたのでコイツを投入します!

今日はノリタケさんのプレオープン、そのあと打ち合わせ、明日は航空宇宙展で名古屋、そのあと岡山へ移動しまーす(●ω●)

JIMTOFまでに痩せると宣言したのですが、ちっとも痩せません☆

不二越迎賓館の美しさ!

「ようこそ我が家へ!」というのは嘘で、ここは不二越さんの迎賓館です。

現在、迎賓館となっているこの建物は1928(昭和3)年、加賀藩の鷹匠を先祖とする豪農中川氏が、名工の誉れ高い能都地方の大工30人を招いて1年半の歳月をかけた総檜づくりです。2000坪の敷地に、入母屋造り(250坪)で建てられています。

創業者である井村荒喜が、1938(昭和13)年に富山市内の旧料亭を買い取り、高松宮、伏見宮、近衛文麿公、米内光政首相をはじめ、ときの政財界の要人を招いて接待に使っていたところ、戦争で焼失したため、1952(昭和27)年に、この邸に移ったんですって。かの有名な吉田茂や佐藤栄作もここを訪れていたそうですが、いったいどんな話をしていたんでしょうね。

「和」独特の落ち着いた雰囲気が渋いです。



記念室/茶室



昼寝をしたい衝動にかられますが、ここは来賓がお食事をしたりするお部屋です。ちなみに掘り炬燵になっています。



庭園は広大で、ガーデンパーティでは多数の来客を招くことができるつくりです。創業者は、伝統や方式に拘らず、「家と庭は一体のもの」という独自の考えがあったようで、手塩にかけて育てた樹木や銘石が置かれていました。

廊下から見る庭の美しさったら!



近衛文麿公から贈られた書が玄関正面に飾られていました

これは、「人々の意見に耳を傾けて、私心を忘れることが大事である。其の業を楽しみ、精をを出すことをつうじて、人も事業も大成する」という意味があるんですって。
現在も不二越さんは、この書にある言葉のとおり創業の意図を企業理念に込めています。

オーエスジーの「ゲストハウス」を見た!

28日に「大澤科学技術振興財団 平成24年度助成費贈呈式」の終了後、オーエスジーアカデミー内に建設していた「ゲストハウス」を見学しました。

外観はタップのねじ山をイメージしたこだわりのデザイン!

1Fは研修室および簡単な食事に対応できるラウンジ、2Fは宿泊施設11部屋、3Fは多目的フロア、4Fは宿泊施設9部屋。合計20部屋の宿泊施設があるんですよ。

このゲストハウスは、「国内外からのお客様をはじめ、グループ会社の社員に対しても、各種講習会などを通して製品知識を習得をしつつ、グローバルツールコミュニケーションを図る」という目的のために建てられたもので、豊川の自然を存分に感じられるつくりにもなってるの。

同社には地球規模でいろんな方々が訪れます。
洗練されたセンスがキラリと光る建物でした。

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